欲望のままに

ごみくずが欲望のままに生きる様を綴ります

狩りの準備

外見を一通り整え、無事高校デビューを果たした私は、さっそく狩りに出ます。

 

狩りにおいて重要なことは、2つ。「仲間」と「獲物」です。

 

「仲間」はすぐに見つかりました。

「類は友を呼ぶ」とはよく言ったもので、茶髪にすれば、茶髪のやつらが寄ってくるのです。

 

私の属していた1年5組には、入学当初、1人の茶髪男子と1人のピアス男子がいました。

クラス内でグループができはじめるかなあという雰囲気の中、僕ら3人は惹かれ合い「仲間」になりました。

ちなみに茶髪男子もピアス男子も中学時代からチャラついていた男の子たちだったので、私が高校デビューであることは隠しておきました。

 

そして仲間を手に入れた私は、「獲物」を探しに出かけます。

探しに出かけるというのは少し嘘で、もう既に獲物は見つけていました。

 

狙いを定めた獲物は4名。

 

茶髪で少し大人びた表情のT子。

高身長だが可愛らしい顔をしたM子。

背の低いお洒落な雰囲気のS子。

グラマラスな和風美人のN子。


T子&M子、S子&N子がそれぞれ友達になっている状況です。

 

そんな中、はじめてのクラス行事である遠足が行われました。

 

私の狩りが始まります。